Claude Code と Codex でなんか作ってみる
生成AIの進化速度がすごすぎたので、ひさびさに記録を残しておきます
2026.03.25
2026年3月13日から3月27日までの2週間限定で、日本時間で午前3時から午後9時までの間、Claude Code のレート制限の上限が2倍に緩和されるとかいう神みたいなキャンペーンが開催されていました
これに乗じて、OpenAIに有料登録(1か月間無料)すると2ヶ月間限定でCodexのレート制限の上限が2倍になるという神仕様の合わせ技で、3連休の間にだいぶ前に挫折したゲーム開発をClaude CodeとCodexにやってもらおうと試してみました
作るもの
全自動でダンジョン探索と戦闘→街に帰還しアイテム厳選・強化を繰り返すハクスラ系のゲーム
ダンジョンでは右手と左手が全自動で戦う、ドロップ武器にはランダム付与されたパッシブスキル/アクティブスキル、鍛冶屋(強化、解体)、宿屋(HP全快、広告収益導線)、道具屋(メタ的な便利アイテム販売、広告収益導線)など
開発環境
Godot
https://godotengine.org
言語はGodotの独自言語であるGDScriptか、C#か、C++かを選べる
使い慣れているC#がいいと思ったが、CodexはGDScriptをおすすめしてきたのでGDScriptを選択した
GDScriptはひとつもわからないけど、どうせ私がコード書くわけじゃないのでなんでもOK
ちなみに前はCocos2d-xで書いてましたが、そのときのコードはひとつも残ってません
開発手法
複数の エージェント(Claude)を役割分担させ、1人の統括役(Codex)が全体を管理する形で進める
役割を決める
私(人間)
- こうしたい!ああしたい!ここはこう!やっといて!とガヤガヤ言うだけのお客様
統括役(Codex)
- 私の言うことを咀嚼して各エージェントに伝える
- 各エージェントの出してきた成果物や報告を確認し私にわかるように伝える
- 成果物や報告の矛盾をチェックし、各エージェントに次のタスクを割り振る
ゲームプランナー(Claude)
- 面白さの核、企画判断、優先順位を整理する
ゲームデザイナー(Claude)
- 武器、敵、成長要素、UI などの仕様を設計する
プログラマー(Claude)
- 設計に基づいて実装を進める
進め方
- 1) 私のほうでダンジョン画面や街画面のモックアップを作って統括役(Codex)とゲームプランナー(Claude)にその画像を見せたり、参考にすべきゲーム名などを伝えてゲームの雰囲気を掴んでもらう
- 2) Codexアプリで、私(人間)と 統括役(Codex)がああだこうだ話し合って仕様を決定し、要件定義を機能ごとに.mdファイルにまとめてもらう
- 3) 統括役(Codex)が、ゲームプランナー(Claude)と折衝し次にすすめるべきタスクを提案してくる
- 4) Codexアプリで、私(人間)が提案されたタスクについてなんか言う、あるいは提案に従う
- 5) 統括役(Codex)がその内容を確認し、各エージェント(Claude)に伝える命令を作成してもらう

- 6) VSCodeのターミナルで各エージェント(Claude)が担当分野の作業を行い、その成果や他エージェントへの要望等をhandoff_*.mdに書いてもらう

- 7) 統括役(Codex)に内容を確認してもらい、要約を私(人間)に伝え、修正点がなければ正式な仕様として確定する
- 8) 3から繰り返し
その他ツール類
開発環境で使う武器やモンスターなどのデータはエクセルファイルで管理してほしいことを伝えたところ、エクセルファイルを読み書きしてゲーム内に自動的にJSONで設置するPythonアプリもいつのまにか勝手に作ってくれていて、ゲームデザイナーがそれを利用して初期データを配置していた
ちなみに本番用データをクライアント側に置きたくない場合、Steamに出すならSteamのバックエンドしかダメっぽいです
SteamじゃないならCloudflare Workers が安いのでいいと思います
できたもの
思いつきではじめたのでアセット等をほとんど準備できなくて、AIにも「assetsフォルダにあるものを適当に使って」と言ってあるので絵的に粗削りだけど戦闘機能、鍛冶屋機能、宿屋機能、ガチャ機能はほぼ思った通りにできていて驚いた
ここまでで2日かかってなくて、ときどき画面見て統括役(Codex)に返答していただけです
4人のバケモンみたいな能力をもったAIエージェントがひとつのプロジェクトでわちゃわちゃし、私の頭の中にあったものがどんどん形になっていくのがとても楽しい
いつか完成したらリリースしたい

余談
確実に言えることは、プログラマーはもう実装では到底AIに敵わないということ
米国では既にAIの影響によるホワイトカラーの失業が加速していて、この流れは確実に日本にもやってくると思います
今後ももしプログラマーのようなことを続けるなら、折衝・要件定義・設計といった上流工程をこなす能力は必須であり、さらにAIを使いこなし、その出力をレビュー・統制できる能力が求められる
つまり「コードをバリバリ書ける陰キャ」ではなく、「客との折衝もできてAI駆動開発をリードできる陽キャ」であることが重要になるのだと思います
※私は対人折衝にひどく自信がないので、別の職種を模索しています
それにしてもClaudeのレート制限上限2倍キャンペーンがあと数日で終わってしまうのが悲しい
Claudeの月額20ドルプランはすぐにレート制限に到達してしまう
財布に余裕があれば Claude も Codex もハイエンドプランを課金したいが...現実は厳しい(涙